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”どうせ市場”でマッチングー

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『”どうせ市場”でマッチングー』
(bot_vol.44)

ジャック・ドーシーは天才です。

天才的な発想過ぎて、自分では絶対に思いつけないだろうな~、

と感じるウェブサービスのひとつは、

やはり『Twitter(ツイッター)』ですかね。

・非対称フォロー制度
SNSは相互承認が必須という常識を打ち破る片思いでOKという仕組み)

・140文字の制限
ウェブはスペースの制限がないというのが通常の考えのところあえて制約を設ける)

今更ながら、まあスゴイ発想です。

140文字制限というのはショートメッセージサービス(SMS)という日本では普及していないツールが由来なので日本以外の感覚では意外とありふれたアイディアかも知れませんが。

(ちなみに日本ではなんでSMSが普及していないかというと、先に携帯メールが普通に広がったからです。欧米ではブラックベリー以前はメール送受信ができず、SMSしかできなかったらしいです。)

☆  ☆  ☆

もうひとつの天才的発想!

と思うサービスは、

モバイル決済サービスの『Square(スクエア)』です。

これはiPhoneやAndroid端末のイヤホンジャックに小さなカードリーダーを取り付けて、iPhoneをクレジットカードリーダーに変えちゃう仕組みです

Accept credit cards with your iPhone, Android or iPad – Square
https://squareup.com/jp/

アメリカでクレジットカードが利用できる店舗数は800万店あります。これは戦後60年かけて積み重ねた数字なのですが、
このSquare(スクエア)は100万店を1年半で獲得しています。

このサービスの意義は、
従来クレジットカードを導入できなかった小規模零細事業者や、
ファーマーズマーケットなどの非常設店でもクレジットカードの受け入れが可能になることです。

アメリカはクレジット社会。
多額の現金を持ち歩かない人が多く、クレジットカードを導入するだけでもメリットがありますが、
さらに顧客とのリレーションをとるための仕組みも一体化しています。

イニシャルコストはなく利用料は2.75%の手数料のみ。

日本では楽天によって零細事業者もネット通販ができクレジット決済を受け入れられるようになっているわけですがそれのオフライン版という感じでしょうか。

実はこのTwitter(ツイッター)とSquare(スクエア)はどちらも同じ起業家の手によるものです。

Jack Dorsey(ジャック・ドーシー)
http://goo.gl/pV3hT

↑こういう人を天才って言うんでしょうね~~

って、ここまでが前フリ。

長いけど(笑)

マッチングサービス

逆に、
「ああ、そのアイディアはオレも考えていたんだよ~」

って主張する人が世界に10,000人くらいはいそうなのが、

シンプルな

『マッチングサービス』

だと思います。

数あるマッチングサービス(需要と供給のマッチング)のなかで

結城の眼としてこれエエわい!と思うものを2つご紹介します。

1.
軒先.com
http://www.nokisaki.com/

軒先.comは、プロモーションや販売、展示会のために貸しスペースをお探しの方や、使っていないスペースを貸したい方などにご利用いただける貸しスペースの検索・予約サイトです。1日貸し、時間帯貸しなども可能。もったいないスペースを有効活用しませんか。』

↑↑↑
通常の賃貸市場では流通させられないような「軒先のひと坪程度のスペース」を貸し借りできるサービス。

イメージとしてはフリーマケット的な商材の販売やファーマーズマーケット的な野菜の販売とかでしょうか。

====================

2.
●airbnb(Air Bed & Breakfast)エアビーアンドビー ※not 洋七
http://www.airbnb.com/

『Don’t stay at a hotel. Airbnb is a global network of accommodations offered by locals. It’s more fun and very cheap, especially in big cities like New York, San Francisco, Paris, etc.』

『旅先ではホテルになんか泊まんないで、地域住民の家に泊まった方が楽しいし安いしなにかとオススメ。とりあず今のところはニューヨークとかサンフランシスコとかパリとかの大都市中心だけどだいぶネットワークも広がってきてるからシクヨロで~す♪』(超訳)

↑↑↑
自分の家の余っている部屋を旅行者に貸し出せるサービス。当然のことながら値付けも自分できます。

たとえば新宿で探すとこんな感じです。
http://goo.gl/c7E5k

わりと原宿がヒットしているのはご愛嬌。
(もしかすると文字面ではなく距離で当ててるのかな?)

☆ ☆ ☆

この2つはどっちも

「よ~考えたな」

というよりは、

「よくもまあ形にしたもんだ」

的サービスなのですがとても注目しています。

ところが、
その収益性や成長率においては大きな差があるようです。

ビジネスモデルは似たようなもの。

●軒先コム・・・・掲載は無料。取り引きが確定した場合にのみ35%
●airbnb・・・掲載はやはり無料。取り引きが確定した場合に双方から数%とって合計約10%

どちらも未公開企業なので正確な数字はまったくわかりませんがGoogle先生で情報を集めると・・・・

☆ ☆ ☆

軒先コムの方は、

===

―利用状況はいかがですか?
西浦:ユーザーの8割がリピーターです。専門に商売をされている方が多いのが理由だと思います。物件数は300件ぐらいです。成約件数も月に300ほどです。人気のスペースに集中するので上位10件で成約の半分近くいくこともあります。

http://www.independents.jp/data/interview/2011/03/com.html

===

【勝手シュミレーション】

成約単価(ざっくり)@50,000円×300件×コミッション35%=5,250,000円/月

軒先コム様、ごめんなさい勝手に勝手な計算して・・・m(__)m

いずれにせよ、
数百~数千万/月という規模感の商売ではないかと推測されます。

☆ ☆ ☆

一方、
airbnbはと言いますと、

===

具体的には、2010年1月の利用が約10万泊、12月には80万泊だった。”旅行者の出身国は160か国、そして宿泊先は89か国だった。今年の春には100万泊に達するだろう“、Cheskyはそう言う。

http://jp.techcrunch.com/archives/20110106airbnb-2010/

===

勝手に勝手なシュミレーション

一泊単価(ざっくり)@2,000円×1,000,000泊×コミッション10%=2億円!!!/月

粗利益で月間数億円規模だとなかなかデカイですね!

☆ ☆ ☆

ところで、ビジネス的な観点で、
マッチングサイトでいちばん留意しないといけないことは、
売り手と買い手とが仲介者をとばして直接取り引きすることの防止

いわゆる『中抜き』対策ですね。

『中抜き』されないためにはどうすれば良いか?

この手のマッチングもしくはCtoC的な取り引きでの懸念事項としては、

1)お金を払え・払わないトラブル

airbnbのような知らない人を家に泊めちゃうようなサービスだと、

====================

2)お互いの安心安全

なのでそれらをサイト側で担保する仕組みがあるのであれば、中抜きをして10~35%程度の金額をディスカウントすることを目指すより、そのプラットフォームを利用した方が合理的だということになれば良いわけです。

特にairbnbは本当に究極的サービスで、
「知らない人を泊める」ことも、
「知らない人の家に泊まる」ことも、

基本的には((((;゜Д゜))))ガクガクブルブルであるだけに、

airbnb内で泊まった人も泊めた人も評価される仕組みを上手くつくっています。

つまりは中抜きして100泊しても、
airbnbの世界ではまったく評価がないので、誰も泊めたがらないし、誰も泊まりたがらなくなるということになるので、
そらおとなしくairbnbを使った方がええわな、となります。

この双方の評価システムがとてもよく考えられているのがairbnbの特徴で、
かつこれは他のマッチングサービスへも応用可能なので大いに研究するべきだと思います。

あと、このairbnbがすごいのはその成長率、というか規模感です。

これは当然のことながら既存の宿泊業界という大きなパイを対象にしているからに他なりません。

☆ ☆ ☆

「今まで存在していなかった”新市場”を創り上げる!」

ということは確かに起業家の夢であり、

その点は「軒先.com』の方は、

いわゆるニッチ市場であり、従来は存在しなかった新市場を創りだしたと言えます。

一方、
aiabnbは世界で数十兆円(国内で4兆円弱くらい?)の宿泊市場が、

そのまんまターゲットとなるわけでそりゃデカイです。

もちろん全ての旅行者が人の家に泊まるようになることは100%あり得ませんが、
バックパッカー的な旅を志向する人々はこれからもある程度は移行していき数年後には、
かなりの規模に成長して、既存の宿泊施設・業界としては無視できない存在になるでしょうねー。

そんなわけで、
なんだかグダグダな文章になりましたが、

強引なまとめ

1)airbnbのようなマッチングサービスの応用は無限大∞

====================

2)中抜きされない仕組み・役割づくりが大切
・お金の授受につきまとう交渉とか未回収リスクをなくす役割
・売り手/買い手ともにそのプラットフォーム内で評価が蓄積していく仕組み

====================

3)ニッチ市場ではなく既存市場の既存プレイヤーを置き換えるサービスの成長余地は大きい

ちなみに、

日本の家電業界がなぜダメになったのかが一目でわかる画像というのがあります。
↓↓↓
http://livedoor.blogimg.jp/copipe_hozondojo/imgs/3/b/3b85a4e3.jpg

なんか表情とかポーズがアレですが(笑)

iPhoneがどれだけ多くの既存プレイヤーを置き換えてきたかがよくわかります。
ここに出ているのはハードだけですがソフトも置き換えているわけですから。

ちなみにGoogleも既存の広告市場という肥沃な大地があったので大きく成長したわけです。

ここで登場してくるキーワードは、

『どうせ』です。

肥沃などうせ市場

・どうせホテルには8,000円くらい払うわけだからな~
・どうせ広告費には1,000,000円くらい払うわけだからな~
・どうせ◯◯には☓☓円くらい払うからな~

この『どうせ市場』ではお金を払っていただくことに対する説得コストがかかりません
(´・ω・`)

ランチには500~1,000円くらいどうせ払うとかですね。

そんなわけで当社も、

・マッチング、しかもiPhoneだけで完結する
・どうせお金を既に払っている分野
・既存の市場を嫌われるくらい置き換える

そんなサービスを考えていきたいと思います。

☆ ☆ ☆

ここからは秘密の話ですが、

airbnbは、

( ´-`) .。oO(なんかいい出会いもあるかも。。。)

という極めて生物としての本能的な感情を揺さぶっている可能性も高いのではないかと考えております。

かならずしも異性間というわけではありませんけど。

日本のまじめなスタートアップ企業があらたなサービスをローンチするときのコメントで、

「『出会い系』とはならないように気をつけた」

みたいな記述を見かけることがありますが、

・モバゲー
・グリー
・アメーバピグ
さらには
・Facebook

あたりも多少そういうエッセンスがあるので爆発的な広がりを見せたのではないでしょうか?

☆ ☆ ☆

てなわけで、

今回のニュースレターは、

airbnb(エアビーアンドビー)は、

マッチングというきわめてシンプルなビジネスモデルにも関わらず

・宿泊という巨大な市場を『どうせ』というキーワードで置き換えつつある

・さらにはサイト内の秀逸な評価システムが安心安全を担保し、参入障壁を築き

・かつ広義の”出会い”の要素も含んでいるので

まだまだ伸びそうだわい(メ゜皿゜)フンガー、

という話でしたm(__)m

ちなみに私自身一度も使ったことがないので多分に想像を含んでおります。
また完全なる安心安全はないようでいくつか事件や事故も現実的には発生しているようです。

☆ ☆ ☆

皆さん、

『どうせ市場』に切り込む

『マッチングサービス』でグッドアイディアがあれば

結城にこっそり教えてくださいませ(笑)

今月の押し売り

1)雄武枝幸産 ボイル生毛蟹発売!

オホーツクの流氷が溶け出した時期のいちばん上手い春毛蟹を冷凍することなくチルドで販売しています。

http://www.oketo-ichiba.com/item_detail/itemId,33/

オペレーションがたいへん難しいのでとりあえず実験的にはじめているのですが、
今のところ100件近いご注文をいただいております。

私自身は蟹はタラバ足派なのですが、
このチルドの春毛蟹はカニ好きに言わせるとハンパなく美味いらしいですYO!

なんと4/20からはじめて、
4月の末には終了するあっという間の短期間販売ですので、

カニ好きーな方はぜひお問合せくださいませ!!

====================

2)まぐまぐカップが送料無料(~5/31)

作家:夢枕獏さんプロデュースのまぐまぐカップが今なら送料無料です!

必要は発明の母? 夢枕獏さんのまぐまぐカップ
http://www.giyaman-do.jp/2012/03/post-39.html

これ私も愛用しています。

飲み物だけでなくこういう用途にも使えるシロモノです。

まぐまぐカップ茶漬けを実際にやってみた
http://www.giyaman-do.jp/2011/12/post-26.html

送料無料基準が10,000円以上のお買い上げだったのが、
5月末までは『3,000円』となっています。

この機会にシクヨロで~す(^^)v

====================

3)魯山人醤油

北大路魯山人が生きていたら絶対に満足してもらえるであろう醤油
http://www.yuasasyouyu.co.jp/rosanjin-sp/

北海道の十勝で『奇跡のリンゴ』の木村さんの弟子である折笠健さんの、
無農薬無肥料・小麦/大豆を使用しています。

私も十勝初回訪問時に同行させていただいていたこともあり、
感慨深いです。
http://d.hatena.ne.jp/botyuki/20091012/p1

この魯山人醤油は香りがとにかく素晴らしい。
醤油だけでご飯が食べられるレベルですし、卵かけご飯とかサイコーです。

こちらは数量限定なので在庫があるかどうかちょっとわかりませんが、
ぜひ試してみてください!

☆ ☆ ☆

以上、

元々は熱心な巨人ファンだったのですが、
(桑田、槇原、斉藤の頃まで)

ここ15年くらいは一切プロ野球を見なくなり、関心もなくなりました。

しかしながら

メジャーで頑張っている松井選手とは同じ年なので、

まだまだ頑張って欲しいなと思いつつも、トップアスリートの選手寿命の短さにあらためて

((((;゜Д゜))))ガクガクブルブルしているブレイクオンスルーの結城でした!

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。