「震災でワシも考えた」
(bot_vol.33)
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして、
被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、
犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し深くお悔やみを申し上げ
そして、
今この瞬間も福島原発において
事態の沈静化のために文字通り命がけで仕事をしてくださっている
東電及び関係者会社の現場スタッフ、
自衛隊隊員、海外からの支援部隊にも
心より感謝を申し上げます。
また心配して連絡をくれた友人・知人にも「ありがとう!」
☆ ☆ ☆
以下、
この震災を通じてとった行動や考えをまとめたいと思いますので、
なにかのご参考にしていただけましたら幸いです。
個人的には、
度を超えた『不謹慎狩り』や同じく過ぎた『自粛ムード』は、
百害あって一利か二利しかないように考えておりますので、
いつもの感じで書かせていただきますが、
ふざけていたり、
事態を軽くみている訳ではありませんのであらかじめご了承くださ
ちなみにこのニュースレターでも頻繁に使っている、
『○○でワシも考えた』
の元ネタは
敬愛する椎名誠さんの著作です。
『インドでワシも考えた』http://goo.gl/
あの日、あの時
新宿のおんぼろビル『ダイカンビル』の10Fにいました。
地震発生後10秒以内に、
「これはいつもと違う!倒壊するかも!!」
という判断で一緒にいた仲間と避難することを決め、
非常階段を駆け下りました。
この階段の長いことったらありゃしない!
「地上に着くまでもたないかも」と覚悟しました。
地上にたどり着いた後も、
新宿中のビルがグワングワン揺れているのを見て、
「ここも危ない」と思って安全地帯を探したのですが、
これがなかなか良いところがないのです!
平野がないのです!新宿には。
で、選んだのが新宿大ガード付近(思い出横丁前)です。
そこでTwitterで状況を確認して、
東北が震源地であることを知りました。
「今日は事務所で仕事をするのは危険だな」
ということでいったん事務所に戻り必要なものを全て持って、
小滝橋通り沿いのタリーズに行きました。
この段階ではまだことの重大性には気がついておりませんでした。
タリーズでラテを飲み、心を落ち着けてから、
あらためてTwitter。
ちなみにビル脱出直後は恐怖のあまりか、
指先が震えていましたね ((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
タイムライン上で『車が津波に流されている』
一緒にいた内さんのケータイのワンセグでニュースをチェック。
状況をある程度理解できました。
家族とはメール(お互いGmail)
息子は小学校に行っているのでまず問題はないだろう、と。
京王線の状況をこれまたTwitterで調べると、
どうにも復旧までは時間がかかりそうだったので、
歩いて帰ることを決意し、
約16kmを3時かけて帰宅しました。
一部の方は同じ体験をされたかと思いますが、
どこまで行っても、
ものすごい数の”仲間”が
まわりにいたので不安はありませんでした。
ただ、
その日に限っていつもの、
カジュアルウェア&デイパックではなく、
・スーツ+革靴+ノートPCやiPadなどが詰まった激重バッグ
だったので疲労度が3倍でした。
ヒールを履いた女性などは大丈夫だったのかしら??
震災直後から今に至るまで、
どう行動していくべきかの意思決定は、
ほとんど全てをTwitterから得ています。
Twitterのホーム画面(タイムライン)は、
自分が誰をフォローするかによって、
一人ずつ変わってくるので一概に言えませんが、
私の場合は750名程の方をフォローさせてもらっています。
それだけの人数がいると、
例えば、、、、
☆ ☆ ☆
【原発問題どう動くべきか?】
ということに対しても、
・「政府は何か隠している。第二のチェルノブイリだ、逃げろ!!
・「なにがどうあっても東京は大丈夫だ。問題ない。」
・「大騒ぎしないでまずは数字を見ましょう」
・「米軍は80km以内を危険範囲としているぜ!」
などという感じで、
あらかた意見が出揃います。
テレビ(民放)や新聞は基本的には、
報道の方向性有りきで、
ひとつの視点からのモノの見方で語ることが多く、
それだけ見ていると洗脳されてしまいます。
その点Twitterでは、
東電叩きがはじまると、
いやいや現場は命がけで頑張っている。
とか、
東電の会見に対する記者の質問の態度に避難が集まったり、
それも度が過ぎると、
まあまあという声が出たり、
なんとなく落ち着くところに落ち着きます。
☆ ☆ ☆
デマや間違いもたくさん流れてきます。
「だからインターネットは駄目だヽ(`Д´)ノプンプン」
という方面いますが、
実際には
浄化作用により訂正され、
悪い状況はあまり起こりません。
正直、今のこの状況をテレビや新聞などからだけで
情報収集するのは得策ではないと思います!
原発問題
何名かの友人知人も西へ疎開を開始しています。
ここでは、
海外に友人がいたり、英語のニュースを読んでいる人の方が、
ドラスティックに行動するケースが多いようです・・・・。
海外ニュースでの方がこの問題に関しては、
国内よりも危機感を持って報道されているからです。
とりあえず政府の情報開示に望むことは、
・ベストシナリオ
・成り行き
・ワーストシナリオ
この3点セットをお願いしたいところです。
現状の放射線量で一喜一憂すべき問題ではないと思ったりもしてい
さすがにあまりこの場で書くべきでもないと思いますので、
このあたりの情報を求めてらっしゃる方はよろしければ、
Twitterでフォローしてください。
今この瞬間は原発関係の情報も集めたり発信しております。
☆ ☆ ☆
被災地にあっては、
・とにかく今すぐの手当
そして、
・中長期的な復興
願ってやみません。
寄付や募金、
これから何かをしてやろうと思う方は、
ご自身で立ち上げるのもよいのですが、
フォロワーシップでもって、
サポートしていくという立ち位置もあるかも知れません。
☆ ☆ ☆
阪神大震災の時は、京都。
今回は、東京。
いずれも大きく揺さぶられはすれども、
被害者ではなく手を差し伸べる側になれています。
震災以降、
さまざまな想いが去来しますが、
地に足をつけて、
できることをコツコツとやっていきたいと思います。
皆様におかれましても、
あまりにも酷過ぎる状況に対して
無力感を覚えるかも知れませんが、
前に進むしかありません。
とにもかくにもそれぞれの状況で、
そして協力しあって頑張っていきましょう!!!
(,,゜Д゜) ガンガレ! ニッポン
☆ ☆ ☆
頑張れニッポンと言えば、
・オンライン英会話(https://www.e4e-
・パッカーズパラダイス(http://
・ハウフグレイシーアカデミー(http://
・Facebookでの友達、
海外のみんなも
心配して連絡をくれました。
涙がチョチョ切れました(T_T)
おまけの話とお願い
1)ソーシャルメディアの無料ヘルプデスクをやります。
この震災を期に、
さらに、
ソーシャルメディアの有用性を強く感じています。
そして自分が今すぐできる貢献として、
Twitter、
・個人がユーザーとして活用する上で沸き起こる、
・あらゆるレベルの質問/疑問に
お答えしたいと思います。
(もちろん知らないことやわからないことはたくさんあります。
「今さら聞けないこと」でも、
「結城もわからないだろw」
という悪意に満ちた難しい質問でも(笑)、
極力がんばります。
各種連絡先・方法は最後にまとめてあります。
ご遠慮なくどうぞ。
あっ、あとこんな状況でもサーバがダウンしなかった
TwitterとFacebookにも感謝ですね。
これにより多くの方がパニックにならずに済んだのではないでしょ
まあ2社ともキャッシュリッチなのでDonationは不要だと
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2)過度の自粛ムードはやめましょう。
被災地の方々の状況を考えると、
自身耐乏生活を送らないとならないように思われるかと思いますが
それだと経済がまわっていきません。
ぜひ被災地への復興支援とともに、
職場や近隣コミュニティ内の飲食店でたまにはパッとやるとか、
iTunesで映画をダウンロードして観たり、
あっ、アップルは儲けすぎているからもういいか(笑)
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3)仕事くださいm(_ _)m
弊社は広義で言うところの、
企業のプロモーションのお手伝いをする会社です。
今のような自粛ムード、
なにかをやろうとするとフキンシン!!
と言われる状況の中では、
やっていくことはなかなか正直しんどいです。
仕掛かり中の案件はペンディングさせることなく(笑)、
さらに、
ぜひ積極的にやっていきましょう!!
ガンガン!
☆ ☆ ☆
昨日、
この記事を読んで目眩がしました。
・仕事がない、通勤困難に節電 東京で「社員自宅待機」広がる
http://www.j-cast.com/2011/03/
~一部引用~
仕事自体もなくなっている。
被災地やその周辺に工場をもつ会社を含め、生産活動は停滞。
消費も食料品や生活必需品は売れるが「買いだめ」
広告は自粛ムードが漂う。
営業担当は売りたくても売ることを控えざるを得ない状況。
アサツーディケイ(ADK)は「営業社員には自宅待機を命じた」
さらには、必要な部品や資材の入荷が滞り、
被災地以外の工場でも操業停止に追い込まれるケースも出てきた。
工場で働く人も当然、自宅待機になる。
~引用ここまで~
結城の心の叫びでした(笑)
西日本の企業様もぜひよろしくお願いいたします!m(_ _)m
☆ ☆ ☆
【事業内容】
●ウェブマーケティング戦略の企画・運営
●ウェブサイト&ECサイトの企画・制作・運営
●ソーシャルメディア マーケティングのコンサルティング・運営支援
☆ ☆ ☆
以上、
うちのカワイ過ぎる猫たち (=^・^=)
(通称:ニャニーズまたはイケニャン)が、
http://d.hatena.ne.jp/botyuki/
地震のたびにビックリして、
ピョンっ!
と跳び上がっていたりしていたのですが、
あまりに頻発する地震に対して慣れてしまったのか、
最近は、
・顔を上げるだけだったり、
下手したら、
・そのまま眠っていたりと (-_-)zzz
たった一世代で環境変化に適応すべく
進化を遂げているのを見て、
どんな環境であってもやっていくぞ!
と心に決めた
ブレイクオンスルーの結城でした!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。